畳数表示は出発点であって、答えではありません
日本のエアコンは畳数で売られています。6畳用が約2.2kW、8畳用が2.5kW、10畳用が2.8kW。これらは、平均的で、ある程度断熱された部屋を前提としています。
最上階、西向き、天井が高い、キッチンと続き間、築20年を超える建物。いずれかに当てはまるなら、能力に余裕を持たせてください。能力不足の機種は常時フル運転となり、冷えない上に、ひとつ上の機種より電気代がかかります。
100Vか200Vか、そして専用回路
小型機は100V、大型機は200Vで、プラグ形状も異なります。また日本のエアコンは、ほぼすべてが分電盤からの専用回路を前提としています。
想定外の費用が生じるのはここです。部屋に専用コンセントがない、あるいは電圧が違う場合、取付け当日が電気工事の日に変わります。資格が必要な工事であり、提示された金額には含まれていません。
「標準工事」に含まれないもの
量販店の標準工事が想定しているのは、単純なケースです。既設の壁貫通穴があり、配管が短く、室外機は地面か近くのベランダに置ける。
それ以外はすべて追加費用となり、しかもよくあることです。新たな穴あけ、配管が概ね4mを超える場合、室外機の壁面・屋根置き、電圧変更、専用回路の新設。購入前にどれが該当するかをご確認ください。工事業者がリビングに立ってから確認することではありません。
賃貸なら、まず確認を
賃貸住宅の壁に穴を開けること、室外機を外壁に固定することは、貸主または管理会社の同意が必要です。取付け前に書面で得ておくほうが、原状回復を精算する退去時に説明するより、はるかに簡単です。
付き合い方
夏の間はフィルターを月に一度洗ってください。消費電力に最も効きます。冷房のあとは内部クリーンをお使いください。二年目に出てくるあの臭いを防ぐのは、これです。
熱交換器と送風ファンの分解洗浄は、2〜3年に一度が目安です。臭う、水が垂れるといった症状があれば、その時点で。水漏れの原因はたいてい、ドレンホースの詰まりか、配管が下り勾配を失っていることであって、機械の寿命ではありません。